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垂れた二の腕、弛んだ背中・・・部分痩せはできるのか?残酷な天使のラード

羽のように垂れた二の腕…緩んではみ出た背中のお肉…太い足…
みんながしたい部分痩せ。実際はできるのでしょうか?
答えは早速ですが『できません』
 
二の腕だけ細くしたい〜とか
背中だけすっきりさせたい〜とか
脚痩せしたい〜とかはできません!!

 

書店や人気動画サイトなどでは、『腹筋でくびれたウエスト作ろう!!』『脚の筋トレで脚をスリムにしよう』などの痩せたい部位の筋トレをすることで、その部分が細くなるようなことをいっている動画や書籍で溢れかえっています。
 

しかし何度もいいますが
 

『細くしたいところ、痩せたいところを筋トレしても部分的に痩せません』
 

現代のスポーツ医学でもはっきりと不可能といわれていることです。
 

局所的な筋トレをすることで、その部分の脂肪が減少するという研究は、50年以上も前からされていました。
 

1970年代ぐらいまでは、『部分痩せ理論』は科学的に正しいとされる研究報告はありましたが、それ以降は、脂肪量を測定される機材がより正確なものが導入されるようになり、『部分痩せ』のそれまでの常識が大きく変化しました。
 

そして近年では(2000年以降)、皆さんがよく気にする腹部、腕、脚といった局所的に筋トレをしても『部分的に痩せることはない!!』ということが科学的に証明され報告されるようになっています。
 

今回の記事では、部分痩せの幻想を信じて無駄な努力をしないように、正しい情報をインプットしてください。
 


 

腹筋をしてもお腹は細くなりません

美しいウエストラインが欲しい、ぽっこりお腹を改善したいと必死に腹筋をやっている方がいます。
 

腹筋をやってもお腹の脂肪細胞の量は変化せず、ウエストのサイズが変化しないことは、30年以上も前から証明されています。
 

当然、ダイエットに適した食事制限を行いながら、毎日腹筋運動をすれば脂肪の量やウエストのサイズは変化しますが、それはあくまでも、食事制限によって体脂肪が落ちているにすぎません。
そのため、食事の制限も特にせず漠然と腹筋をコツコツやったところでお腹の脂肪は落ちませんし、ウエストも細くならないです。
 

ウエストのサイズダウンやお腹の脂肪を減らすために販売されている腹筋機器に騙されないように注意しましょう。
 

次はみんな気になる二の腕!!
二の腕も二の腕の筋トレをすれたるみが取れるのでしょうか?
 

腕の筋トレをしても、二の腕は細くなりません!残念!

二の腕引き締めエクササイズと称して、ムダに二の腕を鍛える動画や書籍がたくさんありますが、二の腕の脂肪を落とすために、腕の筋トレをしても脂肪量は変化しません。
もちろん、筋肉を大きくすることを目的に腕のトレーニングをすれば筋肥大はしますが、残念ながら二の腕の皮下脂肪量は変化しないことが研究によって明らかにされています。
 

これだけの情報だと皆さんも納得できない!!と感じるかと思うので少し細かく解説します。
 

部分やせしたい!!
 

そんな幻想から早く抜け出せるようにしっかりと理由を解説します。
 

筋肉を動かす(収縮させる)ためにはATP(アデノシン三リン酸)と言われる『エネルギー』が必要です。このATPは筋肉の中に少ししかないので、筋肉を動かし続けるためには、ATPを何度も繰り返し作る必要があります。
 

このエネルギー『ATP』を差合成する仕組みとして『クレアチンリン酸系、解糖系、有酸素系』の3つの仕組みがあります。
これらのエネルギーを作るための仕組みは、運動や筋トレの強度や運動持続時間によって使い分けられます。
 

筋トレのように運動強度が高く、運動時速時間が短い場合は、クレアチンリン酸系や解糖系という仕組みを使い『エネルギー』であるATPを作り出します。
少し難しい話になりますが、クレアチン論酸系は、クレアチンとリン酸に分解する際に発生するエネルギーを用いて、ATPを再合成します。
解糖系というのは、名前の通り糖をつかてエネルギーを再合成します。
この糖は、筋肉の中にグリコーゲンという形で蓄えられており、このグリコーゲンを使ってATPを再合成することができます。
 

筋トレに対し、有酸素運動はジョギングやサイクリングなどのように運動強度が低く低負荷で、長時間持続可能な運動のため、酸素を用いて脂質や糖質を酸化することでATPを作り出します。
 

筋肉を収縮させる、つまり身体を動かす仕組みから、筋トレでは脂肪が効率的にエネルーギー源として使われることはないので、筋トレによって体脂肪を落とすというのはかなり厳しいことがわかります。
 

それなら低い負荷で長時間の筋持久力のトレーニングをすれば部分痩せできるじゃないの?!と思う方もいると思うので・・・
 

脚の筋トレをしても太ももは細くなりません
行われた実験では、男女の被験者に対して、12週間にわたり非利き脚の裏もも(ハムストリングス)に対して軽い負荷で筋持久力トレーニングを実施したところ・・・なんと・・・
 

トレーニングをしていない脚と比べ、脚の体脂肪量に変化が見られませんでした!!

とても残念ですが、この研究によって『部分痩せ』は難しいということがわかってしまいました。しかし、この研究によって別のことが判明しました。

脚トレをすると・・・上腕と腹部の体脂肪量が減る!!
 

ということです。
 

研究者としては、期待外れな結果でしたが、お腹の脂肪や二の腕の脂肪が落ちない人からしたらかなりポジティブな情報です!!
 

では、なぜ脚の脂肪ではなく、お腹や二の腕の脂肪が減少したのでしょうか。
 

それは、『アドレナリン』が関与しているといわれています。負荷の低いトレーニングを長時間続けることで、アドレナリンが分泌されます。
アドレナリンの分泌量が増加すると、リパーゼが活性化し、脂肪から脂肪酸が血液の中に放出されることでエネルギー消費が活発になります。
 

すると・・・お腹や二の腕の脂肪が減るってことです!!!
 

お腹の脂肪細胞は、太ももの脂肪細胞よりもアドレナリンを感じ取るアドレナリンの受容体の数が多いため、脚の低負荷トレーニングを長時間続けると太ももよりもお腹の脂肪減少が大きかったと考えられています。
 

そのため・・・脚の筋トレをがんばっても、太ももは細くなりません!!
 

痩せたいところを筋トレすると、自己満足感により『やった感じ!!』が得られやすいですが、現在のスポーツ科学では、それらは全て否定されています。
 

筋トレは、その運動様式や強度、時速時間によって使われるエネルギーの回路が異なります。
 

もし、皆さんが一番早く、下半身を細くしたり、お腹の脂肪を落としたりしたいのであれば、まずは食事のマネジメントです。
食事の見直し、筋トレ方法の見直しをすることで最速で理想の体が手に入ります。
 

江東区にあるパーソナルトレーニングジムSAMONAでは、科学的に正しい方法で皆様の健康とダイエットに貢献していきます。
まずは無料カウンセリングにお越しいただき、皆様のお悩みをお聞かせください。
 

当ジムは、都営新宿線『大島駅』から徒歩30秒のところにあります。
整骨院に併設された数少ない施設になっておりますので安心してお越しください。
 

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