パーソナルトレーニングと初心者の方の独学のトレーニング(セルフトレーニング)には、それぞれメリットとデメリットがあり、目指すゴールや投資できるお金・時間によって「コスパ(コストパフォーマンス)」「タイパ(タイムパフォーマンス)」が異なります。
そこで、今回の記事では、両者を比較しながら、それぞれに向いている人の特徴や選び方のポイントをご説明させていただきます。
【目次】
1.投資コストの違い(コスパ比較)
1-1. パーソナルトレーニングの場合
• 料金
パーソナルトレーニングは1回あたり数千円~1万円超と高額になりやすいです。短期集中プランなどを利用する場合は、1カ月数万円~数十万円になることも。
• 設備・指導料込み
料金の中には個室などのプライベートジムの利用料に加え、トレーナーの専門知識やマンツーマン指導、場合によっては食事指導も含まれています。
1-2. 独学(セルフトレーニング)の場合
• 料金
自重トレーニングならほぼ0円で始められます。ジムを利用しても、月額数千円程度のフィットネスクラブや24時間ジム、公営のトレーニング施設などを活用すれば比較的安く済みます。
• 自分で情報を収集する必要
正しい知識やフォームを身につけるための書籍・オンライン講座・YouTubeの視聴などは一部無料で行えますが、場合によっては有料セミナーや機材購入などの出費も考慮する必要があります。独学でのトレーニングで結果が出ずに90%以上の人が1年以内にジムを退会することを考えると、ジムの月額利用料金という「コスト」をかけたが、思うような体型になれずに諦めてしまうという負の結果になるケースが非常に多いようです。
1-3.コスパまとめ
• パーソナルトレーニング:コストは高めだが、専門家の指導により早期に成果が出れば「結果への投資」としては高いリターンが期待できる
• 独学でのトレーニング:コストは抑えられるが、知識不足やフォーム不良によるケガ・停滞リスク・ジム利用料金を支払ったが結果が出ずに諦めてしまう
2.時間効率の違い(タイパ比較)
2-1. パーソナルトレーニングのタイパ
• 短期間で効果を得やすい
個人の体力や目的に合わせ、最適なプログラムを組んでもらえるため、無駄の少ないトレーニングが可能です。特に初心者にとってはフォーム習得・モチベーション維持がしやすく、結果的に「遠回り」を防ぎやすいと言えます。
• スケジュールの管理が明確
トレーナーと予約を取り合うため、トレーニングの予定が固定化しやすく、忙しくても一定の頻度を確保しやすいです。一方で、予約のキャンセル・変更がしづらい場合があるため、柔軟性に欠けることも。
2-2. 独学(セルフトレーニング)のタイパ
• 自由度が高い
自分の好きな時間・場所でトレーニングが可能で、仕事やプライベートとの両立がしやすいです。通勤時間を考慮しなくて済む自宅トレーニングなら、さらに時短効果が見込めます。
• 試行錯誤が必要
最適な種目・負荷・フォームを自分で学習しなければならないため、ある程度の試行錯誤の時間がかかります。誤ったフォームで続けてしまい、結果が出づらかったりケガのリスクが高まることも。自分が思っているような結果が出ずに諦めてしまう場合が多い。
2-3.タイパまとめ
• PT:短期間で大きな成果を得やすく、時間対効果が高い
• 独学:自由に計画できるが、試行錯誤の手間と時間がかかる可能性がある
3.モチベーション・継続面の違い
3-1. パーソナルトレーニング
• 強制力と支援がある
トレーナーと直接コミュニケーションを取りながら行うため、サボりづらく、メンタル面のサポートも受けやすいです。明確な目標とフィードバックがあることで、継続しやすい環境が整います。
• 指摘&修正が即時
フォームの乱れや負荷設定が誤っている場合に、すぐに修正できるためケガのリスクが抑えられ、効率よく成果を出せます。
3-2. 独学(セルフトレーニング)
• 自己管理能力が試される
自分でモチベーションを維持しなければならず、途中で挫折しやすい人もいます。継続力が弱いと、結果までたどり着くのに遠回りするリスクあり。
• 情報の取捨選択が必要
インターネットや書籍には多種多様なトレーニング方法があふれています。自分に合う情報を選んで実行するためにリサーチ能力と判断力が求められます。
3-3.モチベーション・継続面まとめ
• PT:トレーナーの存在が大きな励みとなり、挫折を防ぎやすい
• 独学:自分次第でコストもタイムも抑えられるが、意志が弱いと失敗しやすい
4.どちらを選ぶべきか?状況別のおすすめ
4-1. パーソナルトレーニングが向いている人
1.初心者でフォーム習得が不安な人
正しいフォームを短期間でマスターし、ケガを防ぎたい場合、プロの指導は大きな価値があります。
2.短期間で明確な成果を求める人
たとえば「3カ月で-○kg」「結婚式やイベントに向けて体を引き締めたい」など、時間的制約がある人は、無駄なく結果を出せるPTが有効です。
3.モチベーション維持が苦手な人
自分一人では続かない人や、挫折を繰り返している人は、トレーナーとの約束が良いプレッシャー・励みになります。
4-2. 独学(セルフトレーニング)が向いている人
1.ある程度の経験と知識がある中級者以上
基礎フォームやトレーニング種目の選び方を理解している人は、自分で計画を立てて効率的に鍛えられます。
2.費用を抑えたい人
とにかくコストをかけたくない場合、YouTubeなどの無料情報を活用して独学で進めるのがおすすめです。
3.研究・試行錯誤が好きな人
自分で情報を集め、実験しながら最適解を見つけていくプロセスを楽しめる人には、独学のほうが合っていることも多いです。
4.自己管理能力が高い人
自己管理能力が高い人は、そもそも生活習慣は崩れません。肥満、もしくは肥満傾向にある人はパーソナルトレーニングが向いていると言えるでしょう。
5.コスパ・タイパを最大化するためのハイブリッド戦略
「パーソナルトレーニング vs 独学トレーニング」の二択で考えるのではなく、両方を上手に組み合わせて使うことで、コストも時間も抑えつつ効果を最大化できる場合があります。
1.最初だけPTで基礎を学び、あとは独学で継続
数回のセッションで正しいフォームや負荷設定を覚え、必要なスキルを身につけたら、残りは独学で行う。これにより指導料を抑えながら、効率的にトレーニングを進められます。
2.定期的にPTを受けてフォームをチェックしてもらう
月1回程度、トレーナーにフォームやメニューを確認・修正してもらい、日々のトレーニングは独学で実施。マンツーマンの良いところだけをスポットで取り入れる方法です。
3.オンライン指導+自宅トレーニング
オンラインでのフォームチェック・メニュー作成を活用すれば、ジムまでの移動時間を削減しつつ、専門家のサポートも得られます。
まとめ
• コスパ(費用対効果)重視の場合
◦ 高コストでも短期間で成果を出すならPT
◦ 低コストで自分のペースなら独学
◦ 最初だけPT+あとは独学、など段階的な活用もおすすめ
• タイパ(時間対効果)重視の場合
◦ 迅速に結果を得たいならPTが有力
◦ 自由に予定を組みたいなら独学
◦ オンラインPTやスポット指導で両者の良いとこ取りも可能
最終的には、「どれくらいの時間とお金を投資できるか」「どんな結果をどれくらいの期間で得たいか」「どのくらいの自己管理力があるか」を自己分析し、最適な方法を選ぶことが大切です。ぜひ自分に合ったスタイルを見つけ、コスパ・タイパの高いトレーニングライフを送ってみてください。
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