江東区大島駅にあるパーソナルトレーニングジムSAMONAです。
ダイエットといえば、『糖質制限』を連想するぐらい、痩せたい人にとっては『糖質制限』という言葉が一般的になってきました。
糖質制限ダイエットとは、主食のごはん(米)、パンなど糖質を食べないというダイエット方法です。
糖質を多く含む炭水化物以外の、魚や肉、野菜アルコールに関しても一切制限がないダイエット方法で、簡単に挑戦できるダイエット方法です。
しかし、この『糖質制限ダイエット』は、正しく理解した上で行わないと、身体にダメージを与え、将来的に重篤な病気になるおそれがあり、多くの医師は『危険なダイエット』と判断しています。
まず、そもそも何のためにダイエットをするのか、ダイエットとは何なのかについて正しく理解する必要があります。
ダイエットとは
これまで、ダイエットに関して、多くの方法が提唱されては消えてきました。
全く食事を摂取しない『断食ダイエット』、りんごやバナナなど特定の食材だけを食べる『〇〇だけダイエット』など食事を中心としたダイエット方法から、DVDやSNSなどで初回される簡単な運動、DVDや健康器具を用いて運動を誘導する商品などその数は数えきれないほどあります。
ダイエット方法の情報は上記に記載した通り様々に混在しますが、ダイエットの方法を分類すると至ってシンプルです。
カロリーを制限するダイエット方法
食事内容を制限するダイエット方法
特色のある食材を摂取するダイエット方法
身体活動を増やしエネルギー消費量を増やすダイエット方法
心理的な効果で上記のダイエット方法を促す方法
医療的処置
ただのまやかし
数えきれないダイエット方法がインターネット上では紹介されていますが、それらの方法を簡単に分類すると上記の7分類ぐらいになります。
次々にダイエット方法が生み出されるのは、人間の生物としての心の弱さも関係しますが、多くのダイエット方法が『すぐに元の体型に戻る』一過性のダイエットであり、リバウンドして元の体型に戻ってしまうからです。
また、なぜダイエットをするのか、その理由や目標が明確でなく、流行りのダイエット方法があるから『やってみよう』と安易にダイエットを開始してしまうことが、リバウンドの最大の原因ではないかと考えています。
糖質制限ダイエットではアトキンス式、和田式などと名前を冠した発案者でさえ、結局は元の体重までリバウンドしているのが現実です。
ダイエットは、簡単なようで簡単ではありません。
間違えた方法でダイエットを行うことで、自分の体の健康を一生棒に振るリスクもあります。
ダイエットは摂取エネルギー、消費エネルギーを考えた上で、必要な栄養素を必要な分だけ摂取すれば簡単に達成でき、長期的な視点で健康的に行うことができます。
糖質制限ダイエットとは
ダイエットを決断される方の多くは『肥満』という現状を脱却したいという願望から始まると思います。
肥満は『摂食>消費』のアンバランスから成立します。
また、肥満と糖尿病はよく関連して考えられ、1日の摂取カロリーを1500kcalにしなさいと指導されメニューに悩む人も多いと思います。
タニタ食堂では1食を500kcalにしつつ美味しさを追求していると言われています。
このように、日々の食事やダイエット方法に悩むダイエッターたちに、『糖質だけ制限すればいいんですよ〜簡単ですよ〜』とシンプルな『糖質制限ダイエット』が呪文のように心に響いてしまったのです。
制限すべきカロリーや食材は、性別差、年齢差、生活環境、労働環境、趣味、嗜好などによって異なります。
さらには、ダイエットを実践しようとしている既往歴、現病歴によっても異なるので、安易に『糖質制限ダイエット』をすることでリバウンドしやすい体質になるだけでなく、重篤な病気になるリスクも高くなります。
糖質制限ダイエットを世に普及した第一人者がアトキンス氏(低炭水化物食)と言われています。
さらに『糖質は全くとらなくていい!!』とまで言い切った安倍氏、夏井氏が現れ『カロリー計算をしてはいけない!』とまで言い切っています。
本当に大丈夫なのでしょうか?と疑問に感じる方も多いと思います。
結論からお伝えすると『ダメです』。
その詳細に関しては、次の章でご説明します。
カロリー計算そのものが科学的ではないという両者の主張ですが、あえて上記の両者が主張する方法で推奨されている食事の内容をカロリー計算すると・・・
1日の摂取エネルギー量:500〜1000kcal
このように極端な低カロリーになります。
身長や体重、性別など個体差はあるかもしれませんが、一般的な生活をしてる人間の基礎代謝を下回る、最悪な食生活になります。
つまり、糖質制限ダイエットは、極端な食事療法といえ、一般的な人が行うものではないと判断できます。
糖質制限ダイエット!糖質は摂取しなくても大丈夫?!
『糖質制限をするとダイエット効果だけでなく、アレルギー、皮膚病、ガン、喘息、抜け毛、花粉症・・・など様々な症状が治った・・・学校の成績が良くなったとの報告が多数寄せられている』と糖質制限の効果を安倍氏、夏井氏は語っていますが、このようの流れは根拠のない怪しい健康食品と同じレベルでしかありません。
いずれも非科学的な根拠のないものとして判断されています。
また、『糖質制限は米国の学会では認められている』と医学会でも認められている方法として紹介されていますが、それにはある条件があります。
『糖尿病の治療を目的とし、医師の管理下において短期間であれば』
上記のような条件の場合、糖質制限が認められていると言われています。
そのような条件を無視して、あたかも『糖質制限は安全だ』と簡単に一般の方が実施のダイエットに取り入れることは、決してお勧めできません。
また、医学会で勧められてもいません!
また、糖質制限を普及している背景として『日本人は糖質を食べることに適していない。縄文時代は動物食だった』と語られていることもありますが、縄文時代の遺跡から発掘された臼歯を分析したところ、先述したような内容は考え難い上に、縄文時代の平均余命が15歳と考えられていて、生活習慣病が生じる前に寿命が尽きていたとまで言われています。
このように、現代と縄文時代を比較することは非常に困難なので、糖質制限が身体に良いと判断するには無理があります。
糖質制限を推奨する者の責任
多くの糖尿病患者を診られている岡本氏をはじめ石原氏、山田氏など専門医は、極端に糖質を制限する食生活は危険であると警鐘を鳴らしています。
そして、本を著すまでになりました。
ダイエットをするのであれば、運動習慣、食事の習慣を見直し、1日に必要なエネルギー量、摂取エネルギー量を計算した上で、無理のないカロリー制限を行うことが大切です。
また、日本ローカーボ研究会でも、そのWEBサイトで『ローカーボ食は、しっかりとした動物実験や臨床研究はなされず、また科学的根拠に基づく議論もされず、安全性や有効性が確立されないまま啓蒙書やネットなどで広がりました。』と注意喚起しています。
一部の医師やインフルエンサーなどが、自身の周囲で起きた成功体験からだけで『大丈夫』と判断されているだけなので、ダイエットをしようとしている人の自身の判断で『糖質制限』を行うことは非常に危険です。
また、危険性の高いダイエットであると認識する必要があります。
運動習慣、食事習慣、栄養バランスを考えた上で正しくカロリーと向き合えば安全に簡単にダイエットをすることができます。
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