ダイエットといえば、切っても切れないのがリバウンドという言葉。
ではなぜダイエットをするとリバウンドをしてしまうのでしょうか。
せっかく苦労してダイエットをして手に入れた理想の身体も、少しの油断であっという間に元に戻ってしまいます。
リバウンドという難題に生理学や栄養学、脳科学など様々な分野の現代科学が挑んでいますが、その一つの答えとしてピックアップされるのが『恒常性』です。
ダイエットでピックアップされる『恒常性』
『恒常性?!』『ホメオスタシス?』なんのこと?と感じる方も多いと思いますが、私たちは『恒常性』によって身体を一定の状態に保つことができています。
ダイエットをすると脂肪が減少します。すると『恒常性』が働き減少した脂肪を元に戻そうとします。
脳の視床下部をから食欲増進の信号が出て、さらには使うエネルギーを減少させることでリバンドが引き起こされます。
リバウンドの原因とされる 『筋肉の量』
そして、近年さらにリバウンドの原因が解明されつつあります。
それがタイトルにもある『筋肉の量』です。
ダイエットをすると脂肪だけでなく『筋肉の量』も低下してしまいます。
そして、筋肉量の低下がリバウンドのリスクを高める要因として考えられるようになってきました。
ダイエットをすると筋肉が減る
ダイエットをする『脂肪が落ちる』という変化だけでなくその他にも体に変化が出てきます。
ダイエットを開始すると4週から6週までを初期の段階と考えると、この時期は脂肪量よりも『除脂肪量』が減りやすくなります。
除脂肪というのは身体の脂肪を除いた重さのことをいいます。
その後は除脂肪量よりも脂肪量が落ちてくると言われています。
ダイエット初期においての身体の変化を見ると、体重の減少は脂肪の量よりも除脂肪の量が落ちているとされており、脂肪の量はさほど変化しません。
除脂肪量とは、先述したように身体から脂肪量を除いた内臓や筋肉、水分のトータルの量のことを言います。
エネルギー制限ダイエットで消費されるタンパク質
エネルギーを制限したダイエットを実施すると、エネルギーを摂取した量よりも消費したエネルギーの方が多くなるので、体に取り込めるエネルギーはマイナスになります。
このマイナスを補うために、グリコーゲンやタンパク質を消費し、水分の減少が引き起こされます。
特に消費されるのがタンパク質で、1日の摂取エネルギーを900kcalに制限してしまうとダイエット開始直後から身体のタンパク質が分解され1日あたり5〜6gの窒素を失います。
想像つかないと思いますが5〜6gの窒素というのは35〜40gのタンパク質が失われていると考えられています。
筋肉量の低下に注意
また、エネルギー制限ダイエットによてグリコーゲンが失われることで、グリコーゲンに結合している水分も同時に失われます。
しかし、ここで減少する水分量は、食事や水分ん摂取によって回復されるので、ダイエットによって減少する除脂肪量は筋肉量の減少が影響しているとされています。
タンパク質を失うということは、筋肉量の低下にも大きく関わってきます。
筋肉の量というのは、筋肉が分解される量と筋肉を合成する量のバランスが取れているから維持できるので、体内のタンパク質をうしなてしまうと筋肉を合成させる機能をも失うことになり、結果として脂肪だけでなく筋肉の量も低下させることになります。
なので、ダイエット初期での体重の減少は、脂肪の減少よりも筋肉量の低下が大きく関わってきます。
そして、筋肉量の減少がリバウンドにも関わることが近年での研究では解明されてきているようです。
いかに、筋肉量を減らさないようにダイエットできるかが重要ということがわかってきました。
まとめ
いかにダイエットをするときに『筋肉量』が大切かということが解明されてきました。
しっかりと筋トレや有酸素運動などを組み合わせ、適切な食事をすることでダイエットした状態を長期間維持することができます。
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