なぜあなたは続かないのか?「続ける人」が必ずやっている思考と習慣の違い

「続かない自分」に悩むのは、あなただけではありません。

「よし、今日から頑張ろう!」

そう決意したのに、数日後にはやる気が消えてしまう。

ジムの会員カードは財布の奥に眠り、ランニングシューズにはほこりがかぶっている——。

このような経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか。

トレーニング、ダイエット、食事改善、勉強…。
何を始めるにしても「続けること」が一番難しい。
しかし、ここで知っておいてほしいのは——
「続けられない」のはあなたの意志が弱いからではないということです。

実は、脳の仕組みから見ても「人間は続けることが苦手」なのです。私たちの脳には「現状維持バイアス」という性質があり、変化を嫌う傾向があります。
新しいことを始めると脳がストレスを感じ、無意識に“元の習慣”へ引き戻そうとするのです。つまり、「続けられない」は自然なこと。
多くの人が同じように悩み、同じ壁につまずいています。

しかし一方で、忙しい仕事や家庭を抱えながらも、コツコツ継続して結果を出す人もいます。彼らに特別な才能があるわけではありません。

違いは「思考」と「仕組み」にある。ここを理解することで、誰でも“続けられる人”に変わることができます。

この記事でわかること
● 続かない人に共通する思考パターン
● 続ける人が実践している具体的な思考法
● 今日からできる「続ける習慣の作り方」

次章では、実際に「続かない人」に共通する4つの特徴を、心理学と行動科学の観点から詳しく解説します。あなたがなぜ途中で挫折してしまうのか——その原因を一緒に見つけていきましょう。

続かない人に共通する4つの特徴

「続けられない人」と「続ける人」の違いは、
才能や意志の強さではなく、“考え方と環境”です。
まずは、続かない人に共通する4つの特徴を見ていきましょう。
自分に当てはまる項目があるか、チェックしながら読み進めてください。

1.完璧主義に陥っている

「今日は疲れたから、完璧にできないならやらない」
「一度サボったら、もうリセットされてしまった気がする」

——そんな風に考えたことはありませんか?

多くの人が続かない最大の理由は、「完璧にやらなきゃ」という思い込みです。行動科学では、これを「オール・オア・ナッシング思考(All or Nothing)」と呼びます。

つまり、「100点でなければ意味がない」と考えてしまう傾向です。

しかし、継続とは100点を一度出すことではなく、70点を積み重ねること。むしろ、「やる気が出ない日でも“少しだけ”やる」ことが、習慣化への近道なのです。

例:
● トレーニングが面倒な日は「ストレッチ5分だけ」
● 食事管理ができない日は「お菓子を1個減らす」

“少しでも前に進んでいる”という感覚が、脳に「自分はできている」という成功体験を積み上げます。

2.「結果」だけを求めすぎている

「1ヶ月で5kg痩せたい」
「ベンチプレス100kgを上げたい」

もちろん目標を持つことは大切ですが、結果だけに焦点を当てすぎると継続が難しくなります。

なぜなら、結果は自分の努力以外の要因(体調、睡眠、ストレスなど)にも左右されるからです。結果が出ない時期にモチベーションを失ってしまい、「意味がない」「向いてない」と感じてやめてしまうパターンは非常に多いです。

続ける人は、「結果」ではなく「行動プロセス」に価値を置く傾向があります。
「今日もできた」「昨日より1回多くできた」といった小さな進歩を大切にしています。

3.環境を整えていない

行動心理学の名著『Atomic Habits(邦題:複利で伸びる1つの習慣)』でも語られているように、人間の行動の約40%は“環境”で決まると言われています。

たとえば、
● ジムが遠い
● 運動ウェアが見つからない
● 家族の理解がない

こうした“障害”が積み重なると、行動のハードルが上がり、継続が難しくなります。
逆に、続ける人は「行動が自然に起こる環境」をデザインしています。

例:
● トレーニングウェアを見える場所に置く
● 帰宅ルートにジムを入れる
● 応援してくれる仲間をつくる

「続けよう」と意識しなくても続けられるように、環境を味方につけるのがポイントです。

4.自分の目的が曖昧

「なぜ続けたいのか?」がはっきりしていないと、少しの壁にぶつかっただけで、心が折れてしまいます。

「痩せたい」「筋肉をつけたい」という目標は立派ですが、

さらに一歩踏み込んで——

「なぜそれを叶えたいのか?」

「それが叶ったら、どんな自分になりたいのか?」

を考えてみてください。目的が“感情”と結びつくと、行動のエネルギーがまったく変わります。

例:
● 「自信を取り戻したい」
● 「家族に健康でいる姿を見せたい」
● 「好きな服をかっこよく着たい」

こうした“心の目的”を持つ人ほど、長く続けられる傾向にあります。

まとめ:続かない人の4つの共通点

● 完璧主義に陥っている
● 結果だけを追いかけている
● 環境が整っていない
● 目的が曖昧

これらはすべて「思考のクセ」と「環境の問題」です。裏を返せば、正しい思考と環境を整えれば誰でも“続ける人”になれるということ。

次章では、いよいよその「続ける人の思考法」を具体的に解説します。やる気や才能に頼らずに継続できる、“科学的な続け方”を身につけましょう。

続ける人の思考法:やる気ではなく「仕組み」で動く

「続ける人」は、特別に意志が強いわけではありません。彼らが持っているのは、「やる気に頼らず行動できる思考と仕組み」です。

ここでは、実際に多くの成功者や継続上手な方に共通する「4つの思考法」をご紹介します。あなた自身の習慣作りに、ぜひ取り入れてみてください。

1.「やる気」ではなく「仕組み」で動く

「やる気が出たらやろう」
——この考えが、継続を最も妨げます。
人間のやる気(モチベーション)は、天気のように変化します。

つまり、“やる気が出ない日があって当たり前”なのです。行動科学の観点では、「行動 → 結果 → モチベーション」の順でやる気は生まれます。

つまり、
「やる気が出たら行動する」ではなく、「行動したらやる気が出る」という順番

続ける人は、“やる気を出す工夫”ではなく、“やらざるを得ない仕組み”をつくっています。

仕組み化の例
● トレーニングの予定を「カレンダーに固定」する
● ジムに「予約制」を取り入れる(キャンセルが面倒になる仕組み)
● トレーナーや仲間と「報告し合う習慣」をつくる

こうして意思の力に頼らず行動できる状態を整えることが、継続の第一歩です。

2.目的を“感情”でつなぐ

「痩せたい」「健康になりたい」という目標を立てても、時間が経つとモチベーションが薄れることがあります。

続ける人は、「なぜそれをしたいのか?」を感情レベルで理解しています。

例:
● 「自分に自信を持ちたい」
● 「家族を悲しませたくない」
● 「好きな服をかっこよく着たい」

このように“感情の目的”を明確にすると、脳が行動をポジティブに認識します。そして「義務」ではなく「自分がやりたいこと」として、自然に行動できるようになるのです。

3.環境と人間関係を味方につける

行動を変えたければ、まず環境を変えること。脳は「最も楽な行動」を選ぶ性質があります。そのため、「行動しやすい環境」を作ることが最強の継続法です。

環境デザインのポイント
● トレーニングウェアをすぐ手に取れる位置に置く
● 冷蔵庫の見える位置に野菜・タンパク質食品を配置する
● SNSで「頑張っている人」をフォローする
● 応援してくれる仲間・トレーナーと関わる

「意志の力」よりも「環境の力」の方が何倍も強い。
サモーナのような“サポート環境が整ったジム”が効果的なのは、まさにこの理由です。

4.小さな成功体験を積み重ねる

続ける人は、小さな達成を喜ぶのが上手です。脳には「ドーパミン報酬系」という仕組みがあり、小さな成功を感じるたびに「またやりたい」という意欲が生まれます。

例:
● 「昨日より1回多くスクワットできた」
● 「今週は間食を1日減らせた」
● 「姿勢が良くなったと言われた」

こうした“ミニ成功”を意識して記録することで、モチベーションが自然と維持されます。

オススメの方法
● トレーニングノートをつける
● 体の変化を写真で記録する
● トレーナーに進捗を共有する

「できている自分」を見える化することが、継続を加速させるのです。

まとめ:続ける人の思考4原則

● やる気ではなく「仕組み」で動く
● 目的を感情と結びつける
● 環境と人間関係を整える
● 小さな成功を喜ぶ

次章では、あなたが今日からすぐに実践できる「続けるための3ステップ」を紹介します。「理論」で終わらせず、「行動」に変える段階です。

今日からできる「続けるための3ステップ」

ここまで、「続かない理由」と「続ける人の思考法」を整理してきました。次は、実際にあなたが今日から行動に移せる具体的な方法をお伝えします。

この3ステップを実践するだけで、“やる気に頼らず続けられる仕組み”が自然とできていきます。

ステップ1:ハードルを下げる「最初の一歩を極限まで小さくする」

多くの人が最初に挫折するのは、「いきなり完璧を目指す」からです。

「週5でジムに行く!」
「夜は炭水化物を一切抜く!」

このように高い目標を掲げてしまうと、最初の3日間は頑張れても、その後に疲れが一気に出て続かなくなります。継続のコツは、「始めるハードルを極限まで下げる」こと。

実践例
● 「筋トレ1回だけ」でもOK
● 「玄関でウェアに着替えるだけ」でもOK
● 「今日はスクワット5回で終わり」でもOK

重要なのは、「やること」よりも「やったという事実」を積み重ねることです。行動科学の世界ではこれを「最小行動(micro action)」と呼びます。

人間の脳は“行動を始めた瞬間にやる気が出る”ため、ハードルを下げることが最大の継続戦略になるのです。

ステップ2:行動を“見える化”する

やったことを「見える形」にすると、「自分はちゃんと続けている」という達成感と自己効力感が生まれます。この“見える化”は、脳の報酬系を刺激してモチベーションを高める非常に効果的な手法です。

見える化のアイデア
● カレンダーに「できた日」に○をつける
● トレーニング記録アプリにデータを残す
● Before / Afterの写真を撮る
● トレーナーに週1で報告する

そして、完璧にできなかった日も「×」ではなく「△」にしておきましょう。継続の敵は“挫折感”です。「完璧じゃなくても継続している自分」を認めてあげることが大切です。

ステップ3:習慣を“人と共有”する

人は「誰かに見られている」と行動が続きやすくなります。これを心理学では「社会的責任の原理」と言います。

一人ではモチベーションが下がりやすくても、仲間やトレーナーと一緒にやると、不思議と続けられる。これは、脳が“他者とのつながり”を報酬として感じるためです。

共有の仕組みを作る
● トレーナーに「次回もお願いします」と伝えて予約する
● SNSで進捗を投稿(自分への宣言になる)
● 家族・友人に「今日これをやる」と言ってから行動する

江東区のパーソナルトレーニングジム サモーナでは、トレーナーがあなたの進捗を一緒に見守り、必要に応じて声をかけながら、「継続できる環境」を整えています。人のサポートは、継続力を何倍にも高める最大の要素です。

まとめ:3つのステップを習慣化するコツ

ステップ内容目的
1ハードルを下げる行動の“最初の一歩”を簡単にする
2見える化する継続の達成感を得る
3共有するモチベーションを外部に委ねる


この3つを繰り返すことで、「続けること」が“自然”になり、トレーニングや健康習慣が生活の一部に変わっていきます。

次章では、これまでの学びを振り返りながら、「誰でも続けられるようになる」ためのまとめと、サモーナからのメッセージをお伝えします。

まとめ:「続ける力」は才能ではなく、正しい思考と環境で育つ

ここまで読んでくださったあなたは、
「続けられない」という悩みの正体と、
「続ける人の思考法」の全体像をつかめたはずです。

もう一度、この記事の要点を振り返りましょう。


続かない人の共通点
● 完璧主義に陥っている
● 結果ばかりを追っている
● 環境を整えていない
● 目的が曖昧になっている

続ける人の思考法
● やる気ではなく「仕組み」で動く
● 目的を感情で結びつける
● 環境と人間関係を味方にする
● 小さな成功体験を積み重ねる

今日からできる3ステップ
● ハードルを下げる
● 行動を見える化する
● 習慣を人と共有する

継続の本質は「自分を責めないこと」

「今日はできなかった」
「また途中でやめてしまった」

そう思う日があっても大丈夫です。

続ける人は“失敗しない人”ではなく、“失敗しても立て直せる人”です。
継続とは、止まらないことではなく、何度でも再開できる力。完璧である必要はありません。むしろ“70点を続ける人”こそ、最終的に成果を手にします。

サモーナが考える「継続できるトレーニング」

江東区大島・住吉にあるパーソナルトレーニングジム サモーナでは、一人ひとりの生活リズムや性格に合わせて、「無理なく続けられる習慣設計」を行っています。

ただ筋肉を鍛えるだけでなく、

● 続けるための“仕組み作り”
● 食事・睡眠などの生活習慣サポート
● 心のモチベーション維持

といった“トータルサポート”を通じて、「三日坊主の自分から卒業する」ための環境を整えています。

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最後に:続けるあなたに贈る一言

「続ける人」は最初から意志が強かったわけではありません。
“続けようと決めた瞬間”から、誰でも変わり始めるのです。
今日この記事を最後まで読んだあなたは、
もう「続ける人の第一歩」を踏み出しています。

FAQ(よくある質問)

Q1. やる気が出ないときはどうすればいい?
A1. 「やる気が出てから行動する」ではなく、「行動したらやる気が出る」が正解です。
まずは“1分だけやる”を試してみましょう。始めることが一番の特効薬です。

Q2. 忙しくて時間が取れないのですが、続けられますか?
A2. もちろんです。サモーナでは“短時間・高効率”のプログラムを提供しています。
1回40分のセッションでも、確実に体を変えることができます。

Q3. 一度やめてしまったのですが、また始めても大丈夫ですか?
A3. 大丈夫です。むしろ“やめた経験”がある人ほど、継続のコツを理解しています。
再スタートは「失敗」ではなく「再挑戦」。私たちがしっかりサポートします。

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鮫島洋一
【筆者プロフィール】
株式会社SAMONA 代表取締役 鮫島洋一
【トレーナー資格】
・JSPO - AT
・日本陸上競技連盟公認トレーナー
・NASM - PES
・NASM - CPT
・FMS level 1,2
・SFMA level 1,2
・NASM FITNESS EDUCATOR 全米スポーツ医学アカデミー フィットネスエデュケーター(https://trainer.j-wi.co.jp/fitness-educator/

【国家資格・治療関連資格】
鍼・灸・あん摩マッサージ指圧師
柔道整復師
ドライニードルテクニック
ファシアスリックテクニック

【経歴・実績】
・株式会社SAMONA代表取締役
・日本陸上競技連盟公認トレーナー
・NASM FITNESS EDUCATOR 全米スポーツ医学アカデミー フィットネスエデュケーター
・全世界空手道選手権大会 トレーナー
・全日本空手道選手権大会 トレーナー
・国際親善試合空手道選手権大会 トレーナー
・関東第一高等学校 トレーナー(甲子園も帯同)
・MLBワシントンナショナルズ公認インターン
・東京オリンピック 日本バスケットボール協会サポートトレーナー
・淑徳巣鴨中学校・高校男女バドミントン部トレーナー

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